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住民公開講座を開催いたしました。

令和5年10月29日に、岡垣町にある岡垣サンリーアイのハミングホールにおいて住民公開講座を開催いたしました。
テーマ:高齢者の救急医療と地域連携を考える
【基調講演】
座 長:遠賀中間医師会おんが病院 管理者              杉町 圭蔵  氏
演 者:九州大学病院 救命救急センター センター長
    九州大学大学院 救急医学講座 高度救命・災害医学分野 教授 赤星 朋比古 氏
【講演、パネルディスカッション】
座 長:遠賀中間医師会おんが病院 院長               矢田 親一朗 氏
演 者:遠賀郡消防本部 救急課 救急係長                上田 一彦  氏
    遠賀中間医師会おんが病院 救急科部長            黒坂 升一  氏
    遠賀中間医師会おんが病院 副院長 循環器内科部長      吉田 哲郎  氏
    遠賀中間医師会おんが病院 救急看護認定看護師        柏木 みゆき 氏
    遠賀中間医師会おんが病院 地域医療連携室 主任         中村 明子  氏
パネルディスカッションテーマ:「高齢者の救急医療を考える」
基調講演では、九州大学病院救命救急センターセンター長、九州大学大学院救急医学講座高度救命・災害医学分野教授の赤星朋比古氏をお招きして、高齢者の救急医療について講演をしていただきました。講演中、ペットボトルでの心肺蘇生訓練についてのデモンストレーションがあり、会場参加者の方に心肺蘇生の体験を行っていただきました。
講演では、地域の専門職の方をお招きして、それぞれの立場から地域の救急体制や高齢者搬送状況、高齢者救急医療の現状や主な疾患とその予防、地域の救急病院としての取り組み、必要となる地域連携等についてお話ししていただきました。
パネルディスカッションでは、全演者による高齢者の救急医療に関する内容についての議論を行いました。急変時の対応について普段から考えておくことや救急車利用について、高齢者の特性や予防救急をキーワードに疾患とその対策、元の生活の場所に戻れるための支援についての内容となりました。
アンケートからは、「全講演を通じて、患者本人を中心に医療体制全般に力強く感銘致しました。自助努力と予防の重要性にも再認識させられました」、「幅広い分野からの専門家の講演で、残る人生の過ごし方について、多いに有益な内容となりました」などの感想をいただきました。