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遠賀中間地域の方の住民公開講座を開催いたしました。

令和元年11月4日(月・振休)遠賀中間地域の方の住民公開講座を開催いたしました。  
テーマ:訪問診療 ~自宅にいたいという希望を叶えるために~
基調講演
「住み慣れた家で安心して療養するために~最期まで過ごせる地域づくり~」
     医療法人 白髭内科医院 院長 白髭 豊 氏

    パネルディスカッション「遠賀中間地域における訪問診療の『いま』と『これから』」
     座   長 遠賀中間医師会病院     統括院長   杉町 圭蔵 氏
     パネリスト 医療法人白髭内科医院      院長   白髭 豊  氏
           遠賀中間医師会病院    統括副院長   末廣 剛敏 氏
           葉医院             院長   葉  倫建 氏
           楠本内科医院          院長   楠本 拓生 氏

今回の講座では、「訪問診療」がテーマだったこともあり、地域住民の方はもちろん、医師や看護師などの医療機関関係者、ケアマネジャーや介護職などの介護サービス関係者、行政機関などの方々にも多くご参加いただき、 当日は158名の方が参加されました。 
長崎在宅Dr.ネットの事務局長で在宅医療システムを構築した第一人者である白髭内科医院院長 白髭 豊 氏による基調講演では、現代社会における在宅医療の高齢者の現実と課題、どのように最期段階を迎えるのかを考えるACP(アドバンス・ケア・プランニング)の必要性やリビングウィルなどについても詳しくお話がありました。
その後は遠賀中間地域における訪問診療に携わっておられる医師の方々のパネリスト講演があり、それぞれの取り組みや特色などお話がありました。
その内容を踏まえたディスカッションがあり、現状の問題点や今後の課題展望などが議論され大変貴重な機会となりました。
また会場外には各市・町からの情報、もの忘れ度チェック、日本尊厳死協会、在宅医療相談宗像・遠賀保健福祉環境事務所による「ひさやま元気予報」、展示(在宅用人工呼吸器、在宅用酸素濃縮装置)などの各コーナーを設け、関心深く立ち寄られていました。
終了後のアンケートからは、特に多かった回答がACPについての内容でした。難しさは感じるものの家族で話し合いたい、施設の介護職や医療職の方々も自分たちの役割を再認識されたとの意見なども見られました。
自分たちのこととして身近に感じていただく機会になったようで、多くのご意見、ご感想をいただきました。